ホンダCL500の評判と真実|買って後悔の噂やCL250比較を解説
ストリートスクランブラースタイルを現代に蘇らせたホンダの「CL500」。1960年代から70年代の名車CLシリーズが誇った軽量オフロードダイナミクスとアップマフラーの遺伝子を受け継ぎ、街乗りからロングツーリングまでこなす万能機として熱い視線を集めています。その一方で、Web上の検索ワードには「買って後悔」「足つきが悪い」といったネガティブな検索意図も散見されます。
排気量471ccという日本の免許制度・車検制度の狭間に位置する本機は、本当に選んで後悔しないモデルなのか。本稿では、オーナーの実情レビュー、足つき性やCL250・レブル500との詳細比較、実燃費、さらには2026年時点の最新相場とカスタム動向まで、モーターサイクルジャーナリズムの視点から徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:「買って後悔」の主因は、CL250とほぼ同寸法の車体に対する車検コストの心理的負担と、ステップ位置に起因する停車時の足つき性の癖にある。
- 要点2:471cc並列2気筒エンジンが生み出すトルクはCL250とは別次元。高速道路の合流や100km/h巡航時の余裕、タンデム性能において圧倒的な優位性を誇る。
- 要点3:街乗りメインかつ維持費最優先ならCL250、日帰りロングツーリングや高速道路を使った旅の快適性を重視するならCL500が最適な選択肢となる。
【2026年最新】ホンダCL500の評判と「買って後悔」の真相を暴く
ネット上のコミュニティやSNSで「CL500 買って後悔」というフレーズが検索されている背景には、購入前の期待値と実車のキャラクターにおける「3つのギャップ」が存在します。専門誌の試乗テストや購入者の口コミデータを精査すると、後悔を口にするユーザーの不満点は極めて限定的であることが浮き彫りになります。
第1のギャップは、ステップ位置と足つき性の物理的干渉です。CL500のシート高は790mmと数値上は標準的ですが、スクランブラー特有の幅広なステップバーがちょうど足を真下に降ろす位置に配置されています。このため、信号待ちなどで足を着く際にステップがふくらはぎやスネに当たりやすく、「表記スペック以上に足つきが悪く感じる」という不満につながっています。
第2のギャップは、250ccモデル(CL250)との外観上の近似性です。CL500はCL250と基本骨格(フレーム・外装パーツの多く)を共有しています。「車検費用を払って大型二輪免許区分で購入したのに、見た目が250ccとほぼ変わらない」というステータス面での物足りなさを感じる層が一定数存在します。
第3のギャップは、本格オフロード性能への過度な期待です。海外二輪メディアのTotal Motorcycleが指摘するように、CLシリーズの原点は街中を軽快に駆け抜けるストリート・オフダイナミクスにあります。CL500はあくまでオンロード主体のスクランブラーであり、過酷なガレ場やエンデューロコースを走破するアドベンチャーバイク(CRFシリーズ等)とは性格が異なります。フラットダート以上の走破性を期待して購入したオフロード志向のライダーから落胆の声が上がることがあります。
逆に言えば、これらの特性を事前に理解しているオーナーからの評価は極めて高く、「日常の扱いやすさと長距離クルージングの力強さが絶妙に両立された名車」として高い満足度を維持しています。

【徹底比較】CL500 vs CL250 vs レブル500|スペックと乗り心地の決定打
購入検討時に最も比較対象となる「CL250」および同系エンジンを積む「レブル500」との違いを、客観的な数値データと実走フィールから整理しました。
| 項目 | ホンダ CL500 | ホンダ CL250 | ホンダ レブル500 |
|---|---|---|---|
| エンジン型式 | 471cc 水冷直列2気筒 DOHC | 249cc 水冷単気筒 DOHC | 471cc 水冷直列2気筒 DOHC |
| 最高出力 / 最大トルク | 46PS / 43N・m | 24PS / 23N・m | 46PS / 43N・m |
| 車両重量 | 192kg | 172kg | 191kg |
| シート高 / 最低地上高 | 790mm / 155mm | 790mm / 165mm | 690mm / 125mm |
| フロントホイール径 | 19インチ | 19インチ | 16インチ |
| WMTCモード実燃費(目安) | 約28.0〜31.5 km/L | 約34.0〜38.0 km/L | 約27.5〜30.5 km/L |
| 航続可能距離(計算値) | 約330〜370km(12Lタンク) | 約400〜450km(12Lタンク) | 約300〜330km(11.2Lタンク) |
| 新車税込価格目安 | 863,500円 | 621,500円 | 836,000円 |
CL250との価格差は約24万円。この差額で得られるのは、単気筒から並列2気筒への排気量アップによる出力+22PS・トルク+20N・mの強化です。車両重量は20kg増加しますが、走行中に重さを意識させない低重心設計となっています。
一方、レブル500と比較すると、同じ並列2気筒エンジンを搭載しながらも、CL500はアップライトな乗車姿勢とフロント19インチホイールを備えており、段差の乗り越えやすさや視界の広さ、未舗装路への進入許容度において大きく勝っています。
【実態検証】足つき性インプレッションとローダウン対策
試乗テストや現場のオーナー取材で真っ先に話題へ上がるのが「足つき性」です。身長別のリアルな接地感は以下の通りです。
【ライダー身長別の足つき目安】
- 身長160cm前後:両足つま先立ち。ステップを避けて足を外側へ広げる必要があるため、停車時は片足をしっかり着くバランス感覚が求められます。
- 身長170cm前後:両足の前足部(拇指球)がしっかり接地。かかとはやや浮くものの、192kgという車重の軽さも手伝い不安感はほぼありません。
- 身長180cm以上:両足かかとまでベタ付き。ステップへの干渉も気にならず、膝にゆとりを持ったライディングポジションが作れます。
停車時にステップがふくらはぎへ干渉する問題への解決策として、ホンダ純正アクセサリーの「ローシート(約12mmダウン)」や、アフターパーツメーカーが展開するローダウンリアショックおよびリンクキット(20mm〜30mmローダウン)の導入が効果的です。シート高を760mm〜770mm程度まで下げると、小柄なライダーでも停車時のステップ交わしが格段にスムーズになります。

高速道路の加速性能とワインディングでの乗り心地
CL500の真価が最も発揮されるシチュエーションは、幹線道路の合流や高速道路での長距離クルージングです。
搭載される471cc並列2気筒エンジンは、低回転域からフラットで力強いトルクを発生します。100km/h走行時のエンジン回転数は約4,500rpm前後に落ち着き、単気筒のCL250に比べて不快な高周波微振動が極めて少なく設計されています。追越し車線での再加速時も、シフトダウンすることなくスロットル操作ひとつで滑らかに加速が立ち上がるため、長距離走行時の疲労蓄積が劇的に軽減されます。
ワインディングロードでは、フロント19インチ・リア17インチのセミブロック調タイヤとしなやかな前後サスペンションが絶妙な減衰力を発揮。路面のうねりや段差をしなやかにいなしつつ、高いアイポイントによる見通しの良さも相まって、ゆったりとしたペースからスポーティな走りまで幅広い包容力を誇ります。
新車・中古車相場とおすすめカスタムパーツ
中古市場が成熟してきた2026年現在、CL500の中古車相場は走行距離の少ない極上車で68万円〜78万円前後で推移しており、新車乗り出し(約90万〜95万円)と比較して手頃な選択肢が増加しています。流通台数はCL250ほど多くないものの、コンディションの良いワンオーナー車が全国の正規店や専門ショップに並んでいます。
(※補足:なお、グローバル検索市場において「CL 500」と入力すると、1990年代〜2000年代のメルセデス・ベンツCLクラスCL500クーペの中古車データ(北米市場で2,000ドル〜21,000ドル前後、平均値引き約822ドルといった海外市場データ)がヒットすることがありますが、日本国内の検索需要の大半はホンダの二輪車CL500に向けられています)
オーナーから支持を集める人気のカスタムパーツは以下の通りです。
- マフラー(スリップオン):モリワキ(MORIWAKI)ショートモンスターやSP忠男のパワーボックスマフラー。排気効率の向上とともに、CL500特有の重低音ツインサウンドをより際立たせます。
- アドベンチャースタイル外装:ヘッドライトグリル、フロントフェンダーアップキット、ナックルガード。クラシックなオフロードテイストを強調する定番アイテムです。
- 積載・ツーリング装備:デイトナ製リアキャリアおよびサイドパニアケース。キャンプツーリングや一泊ツーリングでの実用性を一気に高めます。

【プロの結論】CL500をおすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
バイク選びにおける失敗は、「周囲の評判」と「自分の使用目的」の不一致から生まれます。二輪ジャーナリズムの視点から、CL500を選ぶべき人と他モデルを検討すべき人の境界線を明確にします。
【CL500を選んで大満足できる人】
- 日帰り300km以上のツーリングや高速道路走行の頻度が高いライダー
- タンデム(2人乗り)やキャンプ道具を満載した長距離走行を楽しみたい人
- リッタークラスの大排気量バイクの重さに疲れ、気負わず乗れる「ちょうどいいパワー」を求めるベテラン
- 街乗りから未舗装路の脇道まで、1台でオールマイティに遊び尽くしたい人
【CL250や他車種を再検討したほうが良い人】
- 走行シーンの9割が都市部の通勤・通学・近所の街乗りである人(車検のないCL250が経済的)
- 絶対的な足つきの良さと低重心クルーザーを最優先する人(シート高690mmのレブル500が有利)
- 本格的なモトクロスコースやハードな林道アタックを主目的とする人
【cl 500】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:CL250とCL500、外見で簡単に見分けるポイントはありますか?
A1:最も分かりやすい識別点はエキゾーストパイプ(エキパイ)の本数とマフラーの太さです。CL250は単気筒のためエキパイが1本ですが、CL500は並列2気筒のため2本のエキパイがエンジン下部から伸びています。また、エンジン本体の横幅やシリンダーブロックの造形、スイングアームの形状も異なります。
Q2:普通二輪免許から大型二輪免許を取って最初の1台にCL500は適していますか?
A2:非常に適しています。車両重量が192kgと400ccクラス並みに軽量で、アシスト&スリッパークラッチの採用によりクラッチレバーの操作力も軽微です。低回転のトルクが粘り強いためエンストのリスクが低く、大型初心者でもリラックスして扱えます。
Q3:実燃費と航続距離はどれくらい走りますか?
A3:市街地走行で約25〜28km/L、信号の少ない郊外路や高速道路クルーズでは約30〜33km/Lを記録します。燃料タンク容量は12Lのため、1回の満タン給油で実質330km〜360km前後の連続走行が可能です。
Q4:高速道路で風圧がきついと聞きましたが対策はありますか?
A4:スクランブラースタイルのため標準状態では胸元に走行風を受けます。長距離走行時の風圧疲労を軽減したい場合は、ホンダ純正のフロントメーターバイザーや、社外のミドル〜ロングタイプのウインドスクリーンを装着することで大幅に快適性が向上します。
まとめ:道具としての真価を見極め、自分だけの相棒を選び抜く
ホンダCL500は、単なる懐古趣味のネオレトロではなく、現代の交通環境に最適化された極めて実用性の高いマルチパーパス・スクランブラーです。「買って後悔」というネットの声の多くは、ステップの干渉による足つきの癖や車検制度への意識によるものであり、マシン本来の走行性能や耐久性の問題ではありません。
CL250の軽快さとレブル500譲りの力強い心臓部を併せ持ち、街中から山道、高速道路まで気負いなく駆け抜けるその懐の深さは、長く付き合える1台を探しているライダーにとって確かな価値をもたらします。購入を検討している方は、ぜひ一度実車のシートに跨がり、ステップ位置のクリアランスと上質なエンジンフィールを体感してみてください。 (出典: cl 500(Yahoo!ニュース))